OCTが日記で個性について触れてたので、ちょっと独り言を。
いや、それは違うやろ という意見はあるかと思いますが
そのへんは僕の独り言だ ということで勘弁してください
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「日本のスケーターは上手いけど個性が無い」
89年のLOTTE CUPで某氏が海外ライダーに言われたらしい。
日本てのは大衆社会で、みんながしてるから自分もそうする
という風潮があると思います。
スケートの雑誌なんかで
「オーリーをマスターしよう」
という文句は目にタコができるぐらいよく目にする。
で、オーリーは出来なくてはいけないトリック みたいに思ってしまう。
まわりのスケーターを見ても必ずオーリーしてる。
じゃあ俺もやる。みたいな。
実際、始めたてのスケーターの子が話しかけてきたら二言目には
「オーリー教えて」と言います。
別に何も悪いことじゃないんですけど…
本当にそれがやりたいのか?って。
オーリーで例えましたが、他のトリックについても言えます。
これはこうしないといけない とか
そんな決まりはないです。
やりたいことをやったらいいと思います。
(ただ、それをする為にはどういうスキルが必要かというのを無視すると痛い目に遭う)
個性の話に戻します。
決まり、というか 思い込みをするのは個性の邪魔です。
大げさな例えをすると、
『ジムナストプラントはレイルから入るトリックだ』
と、思ってしまってる人もいるかも知れない。
レイルに入って片手ついて逆立ちをする、という一連の動作が一種のブランドのような。
ここで同じことをしていては個性なんて出ません
「レイルからじゃなくて、俺はキャスパーから入ってみよう」
という感じに入り口を切り替えるだけで個性が出ますよね
つまり 誰かと同じようにやってるうちは個性なんてない
その人の個性の複写にすぎません。
みんなこうやってる”から”
じゃなくて
みんなこうやってる”けど”
と思えるようになって、初めて個性という色が出てくるんじゃないでしょうか
最後に。
個性について書きましたが
個性がないといけないという話じゃないです。
誰かがやってた動きがかっこいいから自分もやりたい
それは誰でも思うことですし、上達への引き金にもなります。
僕もそんなの日常茶飯事です
ただ、そこから少し視点を変えてみると、もっとおもしろくなるんじゃないか?
ということが言いたかっただけです