今から10年くらい前、僕がまだ高校生だった頃に
「金縛り」というやつによくかかっていました。
一番最初に金縛りにあったのは16の時です。
晩、いつも通り1時くらいに布団に入って寝ようとしていたら、
体が急にジーーーン…となり、全く動かせなくなりました。
「なんじゃこれ!…まさか金縛り??」
と思って声を出そうと思ったら、、声も出ません!
僕はどうしたらいいのかも分からず、ただずっと解けるのを待っていました。
そうしていると、寝室に人の動く気配を感じました。
僕は兄貴が寝に来たのかな?と思い、気にはしませんでした。
(兄貴とは一緒の部屋で寝ていました)
そうして、僕の足の間を踏んでまたいでいる感触も感じて、
「あ、やっぱ兄貴やなぁ」
と思っていたら、僕の直ぐ横に来て気配が止まりました。
すると、僕の顔のすぐ横に何かがあると感じ、「!!」となった瞬間
『ぼそぼそ』
と誰かが耳元でいきなり何かを囁きました。
ゾゾゾゾゾーーー…と全身に寒気が走ったときに金縛りは解けていました。
僕はあわてて上半身を起こして兄貴が寝ている布団を見たら、兄貴はそこには居ませんでした。
部屋を見まわしても誰も居ません。
「さっきのは一体誰だったのか…?」
この金縛りを最初に、1年間くらいほぼ毎日金縛りに逢っていました。
つづく